ぎゃーっ、燃えたっ
土瓶蒸しを食べないと秋になった気がしません。
思えば...
父の実家が料亭に野菜等を卸す仕事を生業としていたこともあり、松茸は秋になったら食卓にのぼるきのこでした。加えて、私が思春期の頃、世はちょうどバブル絶頂期。父が松茸をお土産でいただいてくることもしょっちゅう。松茸もバブっておりました。
多感な時代に食べたものって心に残りますよね。そんな具合で土瓶蒸しで秋が始まるという習慣が私の中に根付き、今に至っております。
もちろん、国産まったけは値段が下がってから清水飛び降りる覚悟で買いますし、買わない年も。走りの頃は海外もの(カナダが多いかな)で自分との折り合いを付けたり。でも、やっぱり国産の香りにかなう松茸はありませんよね。
ふと、香り松茸、味しめじ、っていうんだから土瓶蒸しもしめじや舞茸で作ってもおいしいんとちゃうかなぁ、と最近思ったりしています。まだ試せていませんが、その方が、激しくクンクンしなきゃいけない松茸よりも潔く美味しくいただけるかもしれません。スダチとお出汁の香りがあれば、ぜったいに美味しい土瓶蒸しはできますもん!
そんなこんなで、我が家の秋に土瓶蒸し用の土瓶は必須なので、たくさんありまして、下の写真のこの子はイチバンの新参者。
一昨年かなぁ、九段下にある暮らしのうつわ花田さんで頂いた、杉本寿樹さんの土瓶蒸し用土瓶です。弦の部分が自然素材で作られている素朴な雰囲気が気に入って使っていたのですが...
ある時、コンロから持ち上げようと思ったら持ちあがらず...??
よーく見ると...その弦の部分がですね
↓拡大図。
ぎゃーーっ、燃えちゃったんです...。
使い物にならんがなぁ...。しょぼん。
お店に電話したら、弦の部分だけ取り換えられると思います、と仰って下さったのでちょっぴり安堵。
火加減には注意せんなあきませんね。
あぁー驚いたっ。