土鍋と器と美味しい暮らし

日々のくらしを愉しんでます

築地でのお買い物

友人のMさんと築地で待ち合わせてのお買い物。

そろそろ大好物の牡蠣も並び始めているというのに、胃腸がイマイチ不調だと牡蠣を見ても食べたい!と思わないのが不思議で。体って自然とそういうアンテナをはってるんだなぁ、と面白く感じながらの、この、可もなく不可もなくな買物ラインナップ。

f:id:cafechibi:20160925130644j:plain

昆布はいつも大阪の土居さんの「真昆布」を常備しています。
これだけでも充分に美味しいお出汁を取れますが、最近は利尻昆布と真昆布とをあわせてお出汁をとるのが気に入っているので、利尻も常備しはじめました。
東京のお水でとる利尻だけのお出汁って、ちょっとすっきりしすぎていて物足りない感満開なのが、真昆布と合わせることでコクが出て、お互いの相乗効果でとっても美味しいお出汁が取れます。


鮭も大好物。
最後の晩餐は?と問われたら多分「鮭茶漬け」をオーダーしてしまうだろう、わさび付きで、ってぐらいに愛しています。
で、そんな私、密かに一家言ありまして、塩鮭は紅に限ります!「赤色が濃いんだからアスタキサンチンも多いと嬉しい!」などとちょっぴり期待もしつつ、銀鮭よりも紅鮭の方が焼いた時の香りと身のしまり具合がいいように思うのです。
ご飯のサラサラ加減と身の程よい硬さのマッチングとでもいいましょうか。歯に心地よいお茶漬け、ってなんだか変だけど、そんな感じです。
紅はナカナカ普通にスーパーに並んでいないことが多いので、ゆえに、築地に紅鮭めがけて買いに行きます。
思い出すと、父も、鮭は紅、紅言うてました。これは父譲りなんですね、きっと。

 

紫色の菊花は、「もってのほか」っていう面白い名前。
築地では「もって菊」という愛称で販売されています。正式な名前は「延命楽」という品種の菊だそうで、黄色い菊は専門店へ運ぶと年中見かけたりしますが、このもって菊は秋だけのお楽しみ!黄色と紫の色合わせって大好きなので、この時期、お浸しにも2色を使うとそれだけで何や嬉しくなってしまいます。シャクシャクシャク、とした独特の歯ごたえは菊花ならでは。ちょっとした色味を添えるのにも便利に使えるので、帰宅後に花びらをむしり取り、酢を入れたお湯でさっと湯がいて(浮き上がるので、お玉で押しながら湯がきます)しんなりしたらお湯から上げ、水を切り、小分けにして冷凍しておきます。ポイントは、水を切るときに決して絞らないこと。絞ってしまうと、お出汁につけても上手に花びらが戻らないので、ザルにあげて余分な水分を落としたらそのままふんわりとラップ保存しておきます。

 

あとは、わさびと青ゆずなど。あまりスーパーで見かけないものも買って冷蔵庫に。

早く胃腸回復してくれー!と願わずにはいられない築地ツアーでした。