土鍋と器と美味しい暮らし

日々のくらしを愉しんでます

高橋大樹さんの水玉大湯呑

うつわ好き。
いつからでしょうか。

結婚前は親元で暮らすパラサイトシングル(←って言葉、ありましたよね昔は)だったこともあり、誰もが憧れたウェッジウッドやジノリ、今は日本から撤退しちゃったジアン、ナカナカ手を出せなかったヘレンドなどなど、西洋の陶磁器をいいなと思って求めていたのが懐かしい記憶。


そんな中、結婚に際し、私が初めて自分で買った和食器、それは来客用お湯呑でした。

京都のうつわ屋めなみで求めた、高島大樹さんの作品。
水玉大湯呑

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購入する際、どなたの器なのか聞くこともなかったのですが、後に、今や大人気の作家さんの作品であることを知ります。記念すべき、私のファースト和食器。作家さんは、時代・時代それぞれに作る器が変わっていくことも多く、今はもうあまりこのタイプを焼かれないようです。そんなこともあり、今となっては思い入れもひとしおです。

その時、6客買ったこのこたちも今は4客を残すのみとなってしまい、うちひとつは我が家を離れ入院(金継)中です。


このこが我が家にやってきてまもないある日、何気に「きょうの料理」を見ていましたら、京都の料理店ご主人の方がこの器に青菜の胡麻和えを盛ってらしゃいました。お揃いな事に歓び感じつつ「えーっ!お茶以外にもつこてええんや」と驚いた記憶が。
翌日の晩御飯で早速真似してこの子にお菜っ葉の炊いたんを盛ったことは言うまでもなく...。

今思えば「そんなん当たり前やん」な事ですが、その時が「和食器のおもしろさ」に目覚めた瞬間だったような気がしています。

#高島大樹 #和食器 #うつわのお話